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【四季報の見方】会社の資金繰りがわかる!資本異動エリアの解説!

 

この記事ではFエリアの解説をしています。

 

F【資本異動】

【資本異動】では増資・減資・合併・株式交換・株式分割による発行株式数の変化が載っています。

ここではその表記の読み方を説明します。

 

 

略表記の意味を知ろう

【資本異動】では略表記ばかりなので、その意味がわかっていないと読めないので、まずはその略表記を説明します。

 

略表記意味
額面割当有償増資または有償割当増資
株式分割
無割無償割当
公募
中間時価発行
三者第三者割当増資
縁故縁故募集
株配
無償
消却自己株式の消却
優先株の発行
予約権会社が予約権を一斉取得してこれと引き換えに普通株を交付した場合またはライツプランによる普通株の交付
交換株式交換
完全子会社株式交換または株式移転による完全子会社化
会社分割株券の交付を伴う吸収または新設分割もしくは人的分割
連動株子会社連動株式の発行
私募

 

[有]額面割当有償増資・有償割当増資とは?

有償増資には「株主割当増資」「第三者割当増資」「公募増資」3種類あります。

 

四季報では「第三者割当増資」「公募増資」の略表記があるので、「有」の表記の場合「株主割当増資」に当たると考えられます。

 

株主割当増資とは、企業が新株発行にあたって、新株の割当を受ける権利を既存の株主に与える増資のことを言います。

 

既存の株主にとっては、新しい株主が増えることは配当の面などで良いものではありません。

 

そこで、既存の株主の持っている株数に応じて新規株を割りあてて、新しく株を買ってもらうのです。

 

額面増資とは、株主割当の額面の値段で新株を発行して増資ことを言います。

 

しかし1970年以降からは公募による時価発行増資が主流となりつつあります。

 

[分]株式分割とは?

すでに発行されている株を分割して、1株を2株や3株にすることです。

 

自己資本の変化がないけど、株数が2倍3倍になるので株価は下がってしまいます。

 

株式分割をする目的としては

  1. 株式数を増やして取引をスムーズにしたい
  2. 株価を下げて購入しやすくしたい

という目的があります。

 

すでに株を持っている人には特に損はなく、むしろ配当の時に得をすることがあります。

 

[無割]無償割当

無償割当とは、株式の保有数に応じて、株式を無償で交付することを言います。

 

例えば「1株につき0.5株の無償割当」の場合、1000株持っている人は無償(タダ)で500株増えて、合計1500株になります。

 

[公]公募とは?

公募(増資)とは新しい株式を発行するに当たり、不特定多数の投資家に対して株式の購入を申し込みをしてもらう増資です。

この増資の場合、株価が大きく下がることが良くあります。

 

例えば発行済株式が1万株の現在価格が1000円の株があった時、時価総額は1000万円となります。

 

公募増資によって1万株が新しく発行されるとすると、時価総額は変わらないため現在株価が500円まで下がってしまいます。

 

公募増資の計画内容にもよりますが、基本的には既存の株主からするとあまり嬉しいことではありませんね^^;

 

[中]中間時価発行とは?

中間時価発行とは、新しい株式の発行価格を「現在株価」と「額面価格」の中間の価格で発行することです。

 

額面発行は株主に対してとても優遇された方法であるのに対して、企業としてコストがとても大きくなります。

 

時価発行は資金調達がとても楽だが、既存株主にとっては気分の良いものではない。

その中間点をとった増資の方法です。

 

[三者]第三者割当増資とは?

第三者割当増資とは、特定の第三者に新株を引き受ける権利を与えて増資をすることを言います。

 

特に取引先や取引金融機関などに引き受けてもらうパターンが多いです。

 

既存の株主にとっては、自分の持っている株数の効果が低くなるため、気分のいい増資ではありません。

 

[縁故]縁故募集とは?

縁故募集とは、新株の募集をする際に役員・従業員などの特定の関係者に限定して募集をし、増資などを行うことです。

 

[株]株配とは?

株配とは「株式配当」の略称です。

通常、配当は現金により払われますが、株式配当では新株の発行によって配当します。

 

[無]無償とは?

無償(増資)とは、株主から資金を得ずに他の資産と振り替えて株主に新株を割り当てることを言います。

 

目的として株主への利益還元や資本構成の調整のために使われます。(1991年に従来の株式分割、無償交付、株式配当は1本化され、すべて株式分割の表記になっています)

 

[優]優先株とは?

優先株とは種類株式の一種で、普通に取引される株に比べて配当などを優先的に受けられたり、会社が解散した時の残った財産を優先的に受け取れる株です。

その代わり議決権に制限が加わるのが特徴的です。

 

[予約権]新株予約権とは?

新株予約権とは、会社の株式を受けることができる権利です。

あらかじめ決められた条件で新株を請求することができます。

 

[交換]株式交換とは?

株式交換とは、発行済株式の全部を他の会社に取得してもらうことを言います。

株式を交換することにより、一方を完全親会社、もう一方を完全子会社にすることを目的としたM&Aの手法となります。

 

【資本異動】の見方

【資本異動】での表記の見方を解説します。

 

これは「公」なので、「公募増資」を行ったことがわかります。

翻訳すると、

2013年7月に公募で5315万株を1791円で増資した。結果として65307万株になりました。

という意味になります。

 

これは「分」なので、「株式分割」を行ったことがわかります。

翻訳すると、

2000年6月に株式分割で1株を15株に分割しました。結果483万株になりました。

という意味になります。

 

これは「三者」なので、「第三者増資」を行ったことがわかります。

翻訳すると

1999年12月に第三者に3.3万株を8000円で買ってもらいました。結果として23万株になりました。

という意味になります。

 

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