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否定語を使うと成功できなくなる脳の仕組み

 

疑問に思う人
否定語を使うことで、成功できなくなるってどういうことですか!?

 

タイトルを見て、こう思う方が多いと思いますが、脳の仕組みを知ることで理由が分かります。

 

例など含めて解説していきます
青木

 

否定語を使うとなぜ成功できなくなるのか?

否定語が脳の中でどのようなものなのかを体感してもらおうかと思います。

 

今から指示することをしてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

ペンギンを想像しないでください
青木

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでしょうか?今の指示を行動できた人はいないかと思います。

 

少なくとも一瞬でもペンギンの姿が頭に思い浮かんでしまったのではないでしょうか?

 

脳は否定語を理解できない

「ペンギンを想像しないでください」と聞いた時、脳の中では何が起きているかというと

①ペンギンを想像

②ペンギンのイメージを消去

と行った流れを追って指示を遂行しようとします。

 

実は脳の仕組みからして否定語を理解することができません。

 

否定語を一旦肯定語で処理してから否定をするように作動するのです。

 

 

脳は専属ドライバー

私は脳を「専属ドライバー」だと呼んでいます。

 

専属ドライバーは指示した場所に車で移送してくれる大変役に立つ人です。

 

否定語を使うことがなぜ成功しなくなる理由なのかを分かりやすく例えばなしで説明したいと思います。

 

例えばあなたが・・・

専属ドライバーを持っているあなたはバリバリの営業マンで成績もよく稼ぎに稼いでいるので、毎晩のように夜は遊びに行くような人だとします。

 

あなたは専属ドライバーにいつもこう言っていました。

 

あなた「遊びたいから六本木のクラブ前に行って!」

専属ドライバー「了解しました」

 

このようにしながらあなたは毎日のごとくクラブ通いをして遊び惚けていました。

 

 

しかし、ある日・・・

しかし、ある日気づきます。

 

「(なんか遊ぶのに疲れてしまった・・・)」と感じるようになり、その日は専属ドライバーにこう言いました。

 

あなた「六本木のクラブじゃない場所に行ってくれ」

専属ドライバー「了解しました〜」

 

そしてあなたは渋谷のクラブの前に到着してしまいました。

 

なにが起きたのか?

これは何が起きたのかというと、専属ドライバーに「六本木のクラブじゃない場所に行ってくれ」と言った時に、専属ドライバーの中では

 

専属ドライバー「(いつもクラブで遊んでるから渋谷のクラブにでも行くか)了解しました〜」

 

という風に解釈されてしまっていたのです。

 

あなたの本心はクラブじゃなくて緑豊かな自然のある場所だったかもしれません。

 

しかし連れて行かれた場所は六本木のクラブに似たような場所にまた来てしまったのです。

 

 

脳は否定語で指示されると、過去のあなたの行動の中から検索して行くので、否定した内容と似た行動をしてしまうのです。

 

どうすればよかったのか?

では、あなたはどのように指示出しをすれば良かったのでしょうか?

 

そうです、「緑豊かな自然のある場所」に行きたいのならば

「緑のある静かな場所、そうだな、軽井沢に行ってくれ!」

肯定語で具体的な言葉で指示出しをしてあげればいいのです。

 

否定語を使った実験

ここで否定語が及ぼす効果を検証した実験についてご紹介します。

 

この実験では数十組の親子を集めて、子供に多めに入れたお茶が載ったお盆を運んでもらいます。

 

母親には2パターンで声かけをしてもらいました。

  1. 「こぼさないように運んでね!」
  2. 「しっかり持って運んでね!」

 

この2パターンで声かけをした実験結果は明らかでした。

 

①の声かけをされた子供の50%が運んでいる最中にお茶をこぼしてしまったのに対して、

②で声かけをされた子供はたった20%しかお茶をこぼさなかったのです。

 

この実験結果から分かることは「人は否定語を行動してしまう」ということでした。

 

パターン①の「こぼさないように運んでね!」と声かけされた子の脳みその中では

「自分がお茶をこぼすイメージ」→消去

という工程をたどるので、頭には一瞬でも失敗する映像が浮かぶのです。

 

脳はそのイメージの残滓だけでも十分に行動に移してしまうのです。

 

逆にパターン②の「しっかり持って運んでね!」と声かけされると「しっかりお盆を持っている自分の姿」をイメージできるので、失敗の確率が随分と低下させることができるのです。

 

 

成功の秘訣は「肯定語で具体的に」

ここまで説明をしてきて、否定語を使う影響を理解していただけたかと思います。

 

私のところに相談にくる人の中には否定語で目標を立てる方がよくいるので、肯定語で表現するように話を聞くようにしています。

 

かつてある女性からこんな相談がありました。

困っている人
聞いてくださいよ!また彼氏が浮気してたんです!

 

この女性の過去の彼氏も浮気が原因で分かれてしまっています。

 

話を聞いて行く中で彼女はこう言いました。

 

疑問に思う人
次はあんな浮気性じゃない男を見つけてやる!

 

ここまで解説を聞いてきたあなたなら、もう何がダメなのか分かりますよね?

 

この宣誓・目標を立てたとすると、彼女の脳の中では

「あんな浮気性じゃない男」

→「あんな浮気性の男のイメージ」

→消去

という工程を経るので、「あんな浮気性の男」のイメージしか脳には残らないのです。

 

多分このままでは次の彼氏も浮気性の彼氏でしょう。

 

では、彼女はどのような目標を立てるべきなのでしょうか?

 

答えは簡単です。

 

「肯定語で具体的な言葉」

で脳に指示出しをすればいいのです。

 

なのでその女性に話を聞いていき、最終的に立てた目標は

喜ぶ人
次の彼氏は誠実で連絡がこまめな人がいい!

という結論に至りました。めでたしめでたし笑

 

このように何か目標を立てるときは

「肯定語で具体的な言葉」

を意識しましょう。

 

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