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損切りには必須!逆指値注文と注意すべき点を分かりやすく図解解説

株で運用していくときにリスク管理はとても大事です。リスク管理ができていない株運用はギャンブルと同じです。

 

リスク管理の一つの方法として「損切り」というものがありますが、その損切りをするために必要な売買法に逆指値があります。

 

逆指値の仕組みをしっかり理解して、売買の出口作戦をしっかり組み立てられる様になりましょう!

 

指値注文の復習

まず指値注文とはなんだったかを確認することから始めましょう。成行注文・指値注文をまだ読んでいない方は以下のリンクからご覧ください。

 

指値買い注文は、今の株価より下がったら買える様に〇〇円で予約注文しておく注文です。注文板でいうと、右側のエリアに追加されていきます。

 

指値売り注文は、持っている株を今の値段よりも高く売れる様に予約注文しておく注文です。注文板でいうと、左側のエリアに追加されます。

 

では冒頭にも述べた様に、

「持っている株がある値段よりも下がった場合を想定して、ある値段になったら自動的に損切り(ロスカット)したい」

と考えた場合に役立つのが逆指値注文になります。

 

 

逆指値注文

逆指値注文は簡単にいうと、「ある値段になったら注文発動!」という注文です。

 

 

実際の逆指値注文の注文画面を見てもらえば分かりますが、

市場価格が〇〇円{ 以上 / 以下 }なら、{ 成行 / 指値〇〇円 }で執行(注文発動)する。

と分かりやすく書いてあります。

 

では逆指値注文をするとどの様に注文が発動するのかを順を追って見ていきましょう。

 

注文板で見る逆指値(売り)

逆指値売り注文をほとんどの方は使うかと思うので、売り注文で説明していきたいと思います。基本的には損切りのために使う手法です。

 

今回は以下の様な設定で逆指値をしたとします。

 

下の図の様な注文板に対して逆指値を設定すると、最初は何も板には変化はありません。

97円をトリガーポイントとしているだけなので、市場価格が97円以下にならない限り、注文すらされていません。

ここで6000株の成行売り注文が入ったとすると、一気に97円まで市場価格が下がります。すると設定していた注文が発動します。

 

注文が発動すると、そこから成行売り注文がされるので、「97円の1000株」と「96円の1000株」に対して株を売却したことになります。

 

この様にして逆指値は設定したある値段になった瞬間に発動する注文です。

 

この一連の流れが一瞬で起こるので、何が起きたかわからないことが多々ありますが・・・
青木

 

逆指値での注意点

ここで逆指値の注意点をお伝えします。それは「置いてけぼり現象」と私は呼んでいますが、詳しく解説していきます。

 

例えば、

疑問に思う人
97円あたりで損切りしたいから、市場価格が97円になったら96円で指値入れて売却するか

と考えて、以下の設定で逆指値をしたとします。

 

下の図の様な注文板に対して逆指値を設定しました。仮に10000株という大きな成行売り注文が入ると、市場価格は一気に93円まで下落します。

すると97円以下になったので、注文が発動します。

 

上図の様な板の状態で96円の指値売り注文をしてしまうと、市場価格が93円なのにも関わらず、売りたいと思っていた96円は随分と上の価格で予約注文されたままになってしまっています。

 

もし価格が戻ることなく、気づくことなく92円・91円・90円・・・・と下がっていき、自分の損切り注文(と思っていた)が取り残されたまま損切りできずに損失がかさんでいく・・・・

 

考えるだけでゾッとします
青木

 

ですので上級者でない限りは、基本的に逆指値は「成行注文」を行う様にしましょう!

 

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