ロウソク足の特徴の記事では、ロウソク足1本で読み解ける傾向性を説明しました。
まだ見ていない方は以下のリンクをご覧ください
しかし、ロウソク足の特徴だけではトレンドを読み取るには不完全で、チャート全体を見ていく必要があります。
今回は買い注文をメインとした時に役に立つチャートパターンを5つご紹介します。
買い注文のためのチャートパターン5つ
ボトム系 ー ダブルボトム
こちらのパターンは下降トレンドにおいて、一度底をついて、2回目の底が前回と同じ値段あたりの時に、直前の高値を更新(ブレイク)した時に大きく上昇する可能性の高いチャートパターンです。
買いポイントである★マークが2つありますが、1つ目はそのまま上昇した場合に備えて、そして2つ目は一旦揺り戻しがあることがあるので、赤線の抵抗線で反発した時にエントリーします。
図から分かるように、目標の利確ラインは底(青線)と頭(赤線)の幅と同じだけとるといいでしょう。
ボトム系 ー トリプルボトム ×2
こちらのパターンは下降トレンドにおいて、3回底をついてから頭(赤線)を更新(ブレイク)した時に大きく上昇する可能性の高いチャートパターンです。
これが出てくる可能性はとても低いのですが、出てきた時の確証度はダブルボトムよりも高く、十分に利益を狙えます。
買いポイントである★マークが2つありますが、1つ目はそのまま上昇した場合に備えて、そして2つ目は一旦揺り戻しがあることがあるので、赤線の抵抗線で反発した時にエントリーします。
ダブルボトムと同じように、目標の利確ラインは底(青線)と頭(赤線)の幅と同じだけとるといいでしょう。
ボックス系 ー ボックス
ボックスとは、高値と安値が同じラインでいったりきたりしていて、進展がなかなか無い状態の相場のことを指します。
図のように3回ずつ同じラインで頭と底をついていて、そのラインを更新(ブレイク)した時に、その方向に大きく上昇していく可能性が高いチャートパターンです。
月単位での相場でもボックスは出てくることが多く、比較的長期的なパターンとなります。
今回は下にもいく可能性のあるパターンですが、目標の利確ラインは前回の高値・安値などから線を引いてそれを目標にするといいでしょう。
ボックス系 ー ペナント
このパターンは頭と底がだんだんと収束して行きながら「ペナント」のような形を形成する特徴があります。
気持ち的には、エネルギーを徐々に徐々にためていって、「さぁ!どっちにエネルギーを放出するんだ!?」と言った気分になります笑
こちらも上下に大きく伸びる可能性があり、買いと売りの2ポイントを示しています。期間としては短中期でよく見られるパターンで、確証度も高いです。
目標の利確ラインは前回の高値・安値などから線を引いてそれを目標にするといいでしょう。